本研究では自然界の動・植物などの生体において常温・常圧あるいは低温・高圧下で巧妙に展開されるバイオミネラリゼーションによるナノレベルでの無機相と有機相の高度な構造形成化の機構を明らかにし,これを模倣することにより,新規な高性能材料や高機能材料を創製する技術を開発しようとするものである。これらの基礎技術は新素材分野だけに留まらず,省エネルギーおよび地球環境保全関連技術分野への応用が期待される。
本研究では電子やスピン状態が低次元性を示す低次元物質を化合物および人工格子の両面から研究し,最近注目されている半導体スピン工学への寄与を目指している。本研究で取り組むファンデルワールズエピタキシーを用いた磁性人工格子は,次世代技術として期待されるトンネル磁気抵抗効果の物理現象解明の有力な系になる可能性がある。
圧力を加えると超電力を発生する圧電素子を直径10μm程度の微細粉体にして,プラスチックコーティングしたペレット状センサーの作成技術を開発する。このセンサーは,
![]() 分子線エピタキシー装置の概観図 |
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![]() 麦わらに約20wt%含まれるシリカの拡大写真 |
![]() アワビの真珠層の拡大写真 |
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