交通総合試験路 概要

交通総合試験路

交通総合試験路は,航空機,自動車,二輪車等の試験や航空工学,機械工学,交通工学,舗装工学,人間工学,音響工学,環境工学, その他の実験研究などに利用するため,1972年12月に船橋校舎に建設された。大学の実験施設としては世界的にもユニークな施設で, もちろん日本唯一のものである。フルスケールでの実験が要求される今日,広範な分野で交通総合試験路が活用されている。 交通総合試験路は,幅30m,全長618mの直線路で,密粒度アスファルトコンクリート舗装である。 その概要は以下の通りである。

幾何構造

形状 : 直線路
全長 : 618m
幅員 : 30m
縦断勾配 : 0%
横断勾配 : 1.5%

 

使用実績

交通総合試験路は,実験研究などに利用するだけでなく,理工学部の各学科の卒業研究,体育実技,測量実習などの授業や,学生のクラブ活動, レクリエーション行事等にも利用されている。ここでは主として平成13年度〜平成14年度に交通総合試験路を利用して実施された実験・研究や, 国内外で発表された成果を示すものである。 近年の研究成果は こちら をご覧ください。

平成13年度〜平成14年度にかけて交通総合試験路を利用した使用実績
区分 学科・関係機関 内容など 公表された
成果・論文数
学内 土木工学科 路面の凹凸が車両挙動に及ぼす影響の確認実験 1 件
社会交通工学科 数種類のタイヤと各種の路面の組み合わせによるタイヤ/路面騒音特性に関する研究 1 件
長時間運転条件下におけるドライバーの疲労に関する調査 3 件
機械工学科 64チャンネル(マイクロホンアレイ)を用いた移動体の音源探査実験 1 件
精密機械工学科 車両の健全性や路面性状などを評価するシステムの開発 1 件
航空宇宙工学科 (1)2年次必修科目「航空工学実験I」の1題目として「グライダの曳航実験」を実施
(2)卒業研究の一環として慣性航法装置の試作
4 件
航空研究会 人力飛行機の機体開発 鳥人間コンテストに出場
自動車部 自動車の走行試験 0 件
学外 生産工学部
機械工学科
(1)ドライバの情報処理解析に関する研究 7 件
(2)二輪車を操縦するライダロボット構築に関する研究 4 件
(3)路面状況計測システムの構築 3 件
(4)トラフィックシミュレータの構築 1 件

問い合わせ先

TEL:03-3259-0929
E-mail:skenkyu@adm.cst.nihon-u.ac.jp