理工学研究所講演会

理工学研究所は,理工学分野における速いテンポの技術革新をイノベートするために,卒業生(理工学部校友会会員)はもとより,産官学民が利用しやすいスピードとフットワークに長けた連携体制の強化を図っている。その一環として,最近とくに注目される先端分野における科学技術とその進展に焦点を絞り,この分野で活躍する研究者の講演会を実施しています。

後援:日本大学理工学部校友会


第6回講演会
「東日本大震災復興支援研究プロジェクト」
キックオフシンポジウム


日 時:平成23年6月2日(木) 15時00分〜17時30分
場 所:駿河台校舎1号館2階121会議室


理工学研究所では,従来より地震発生時における被害調査活動を行っており,直近では平成19年の新潟県中越沖地震において調査団を派遣し成果を上げている。本研究所には環境・防災都市共同研究センターを有し,また理工学部は多様な専門学科を有することから幅広い研究者の参画による本学部の特徴を生かした被災地復旧・復興への技術貢献を期待し,その英知を結集させるべく「東日本復興支援研究プロジェクト」を発足させました。
今回は国土交通省東北地方整備局の宮本卓次郎氏による現況報告とプロジェクトの初動調査報告のためシンポジウムを開催いたしました。

「東日本大震災による被災と防災対策及び緊急対応について
                   〜港湾における対応を中心として〜」

 --- 国土交通省東北地方整備局副局長 宮本 卓次郎 氏
「首都圏における液状化被害状況」  
 --- 建築学科准教授    山田 雅一
「東日本大震災による津波被害の調査速報(宮城県,岩手県)」
 --- 海洋建築工学科教授  増田 光一


また、本学船橋校舎の環境・防災都市共同研究センター内に東日本大震災復興支援室を置き研究拠点として情報の一元化を図るとともに、各自治体、民間など被災地からの技術支援相談も受け付けます。
                      東日本大震災復興室  shien.cst@nihon-u.ac.jp

第5回講演会
理工学部シンボリック・プロジェクト形成支援事業(学部長指定研究) 
                               キックオフ シンポジウム
日 時:平成23年3月23日(水) 13時〜
場 所:駿河台校舎1号館CSTホール


理工学部は創設90周年を迎えた今こそ,来るべき創設100周年を見据えて,更なる「研究力」向上とプレゼンスアップに勇往邁進すべき時と考えます。
そのため今回,新たに理工学部の新時代を牽引するプロジェクトを立ち上げるべく理工学部シンボリックプロジェクト形成支援事業(H22〜H26年度)を発足させました。
理工学部の多様な英知を結集した各プロジェクトが,理工学部でしか成し得ない様々な業績の集積と,広く世界に躍進する推進力に育つことを期待しています。
陸圏空間分野 環境システム(グリーンイノベーション) 「水が育む自立可能な循環型環境都市構想」 齋藤 利晃 
社会システム(イノベーション促進システム改革)  「スマートトランジットの実現を目指した交通システムのイノベーション」 轟 朝幸
熱工学システム(グリーンイノベーション)  「炭素循環エネルギー供給における高効率エネルギー変換技術の開発」 田辺 光昭
物質材料(グリーンイノベーション)  「二酸化炭素を原料とした新規物質−材料変換プロセスの創製」 遠山 岳史
海洋空間分野 海洋利用システム(基盤技術のイノベーション)  「海洋再生可能エネルギー利用のため複合浮体システムの研究」 居駒 知樹
宇宙空間分野 宇宙利用システム(科学技術のイノベーション)  「高機能小型人工衛星によるリモートセンシングシステムの研究」  高橋 芳浩

第4回講演会
テーマ:
「建築・土木とその関連分野の研究と実務の最前線」

日 時:平成22年11月27日(土) 理工学部学術講演会同時開催
場 所:駿河台校舎1号館121会議室
講演概要:
第4回講演会は「建築・土木とその関連分野の研究と実務の最前線」のテーマで建築部門においては現在建設中の東京スカイツリーの設計・施工関連の話題,土木部門においては都市基盤施設の安全,モニタリングシステムの話題を招待講演とします。一般講演としては学部研究者,OBを中心として各々の分野における最前線の話題を中心に発表を行い,各分野の情報交換と共同研究の契機となるような場となりました。

プログラム



SO: 
新宮清志(日本大学・教授・日本建築学会副会長,土木学会フェロー,日本工学会フェロー)
本間俊雄 (鹿児島大学・教授・本学海洋建築大学院OB)
田代太一(日本設計・取締役 常務執行役員・本学建築OB)

■招待講演(3件)
1.<建築部門>:60分程度
「東京スカイツリーの耐震・耐風設計」:小西厚夫(日建設計・構造設計室・主管)
「東京スカイツリーの施工技術 ―超高層タワーを支持する節付き壁杭―」:佐藤真弘(大林組・特殊工法部長・本学建築OB)
2.<土木部門>:30分程度
「インフラストラクチャのヘルスモニタリング」:藤野陽三(東京大学・教授・社会基盤学専攻)

■一般講演(120分程度)
「構造形態創生問題に対する優良解利用の意義−自由曲面シェル構造の形態創生問題対する数値計算例を通してー」:本間俊雄(鹿児島大学・教授・本学海洋建築大学院OB)
・「魚道を通じた独自の研究と社会貢献」:安田陽一(日大理工・教授・土木)
「高精度衛星測位の進展と情報化施工への応用」:佐田達典(日大理工・教授・交通)
「中学校建築を再活用したアートセンターの計画」:佐藤慎也(日大理工・助教・建築)
「シェル・空間構造物における応答制御と減衰評価研究の歩み ―黎明期から最近までの研究紹介―」:新宮清志(日大理工・教授・海建)
「超長期住宅先導的モデル事業に向けた環境工学的支援 ―伝統の知恵を現代に生かす   パッシブ手法 ―」:吉野泰子(日大短大・教授・建設)



第3回講演会(日本大学理工学部創設90周年記念)
テーマ:「現代社会と科学」
講演者:ノーベル物理学賞受賞者 京都産業大学教授 益川 敏英博士

日 時:平成22年4月24日(土) 14時〜
場 所:駿河台校舎1号館CSTホール


講演概要  
現在我々は高度に発達した科学社会に生きている。この様な社会で科学と付き合って生きるにはどのような視点が必要で有ろうか。この観点から科学とは何か,を考察する。フランスのアビニオン地方で昆虫学者ファーブルと細菌学を確立し狂犬病のワクチンを作った病理・生理学者パスツールが関わった出来事を例に基礎科学の果たす役割に触れる。
そして現代における科学と社会の関わりをエジソンの晩年の失敗談を教訓として明かにし,私が科学疎外と名づけている現象と如何に向き合うかが語られました。。


第2回講演会
テーマ:「宇宙進出のための新奇システムの開発」


講演概要

日 時:平成22年3月1日(月) 10時〜
場 所:駿河台校舎1号館CSTホール

第1回講演会
講演概要
OS1 「極限環境材料の最前線」
(SO 航空宇宙工学科・宮崎康行,JAXA(宇宙航空研究開発機構)・横田力男)
OS2 「自然エネルギーの高度利用」  
(SO 電気工学科・西川省吾,(社)新エネルギー導入促進協議会・新国貞幸)
日時:平成21年11月29日(土) 理工学部学術講演会同時開催

場 所:駿河台校舎1号館

問い合わせ先

研究事務課
TEL:03-3259-0929
E-mail:skenkyu@adm.cst.nihon-u.ac.jp