理工学研究所は,理工学分野における速いテンポの技術革新をイノベートするために,卒業生(理工学部校友会会員)はもとより,産官学民が利用しやすいスピードとフットワークに長けた連携体制の強化を図っている。その一環として,最近とくに注目される先端分野における科学技術とその進展に焦点を絞り,この分野で活躍する研究者の講演会を実施しています。
後援:日本大学理工学部校友会
陸圏空間分野 | 環境システム(グリーンイノベーション) | 「水が育む自立可能な循環型環境都市構想」 | 齋藤 利晃 |
社会システム(イノベーション促進システム改革) | 「スマートトランジットの実現を目指した交通システムのイノベーション」 | 轟 朝幸 | |
熱工学システム(グリーンイノベーション) | 「炭素循環エネルギー供給における高効率エネルギー変換技術の開発」 | 田辺 光昭 | |
物質材料(グリーンイノベーション) | 「二酸化炭素を原料とした新規物質−材料変換プロセスの創製」 | 遠山 岳史 | |
海洋空間分野 | 海洋利用システム(基盤技術のイノベーション) | 「海洋再生可能エネルギー利用のため複合浮体システムの研究」 | 居駒 知樹 |
宇宙空間分野 | 宇宙利用システム(科学技術のイノベーション) | 「高機能小型人工衛星によるリモートセンシングシステムの研究」 | 高橋 芳浩 |
第4回講演会
テーマ:「建築・土木とその関連分野の研究と実務の最前線」
日 時:平成22年11月27日(土) 理工学部学術講演会同時開催
場 所:駿河台校舎1号館121会議室
講演概要:
第4回講演会は「建築・土木とその関連分野の研究と実務の最前線」のテーマで建築部門においては現在建設中の東京スカイツリーの設計・施工関連の話題,土木部門においては都市基盤施設の安全,モニタリングシステムの話題を招待講演とします。一般講演としては学部研究者,OBを中心として各々の分野における最前線の話題を中心に発表を行い,各分野の情報交換と共同研究の契機となるような場となりました。
プログラム
SO:
新宮清志(日本大学・教授・日本建築学会副会長,土木学会フェロー,日本工学会フェロー)
本間俊雄 (鹿児島大学・教授・本学海洋建築大学院OB)
田代太一(日本設計・取締役 常務執行役員・本学建築OB)
■招待講演(3件)
1.<建築部門>:60分程度
・「東京スカイツリーの耐震・耐風設計」:小西厚夫(日建設計・構造設計室・主管)
・「東京スカイツリーの施工技術 ―超高層タワーを支持する節付き壁杭―」:佐藤真弘(大林組・特殊工法部長・本学建築OB)
2.<土木部門>:30分程度
・「インフラストラクチャのヘルスモニタリング」:藤野陽三(東京大学・教授・社会基盤学専攻)
■一般講演(120分程度)
・「構造形態創生問題に対する優良解利用の意義−自由曲面シェル構造の形態創生問題対する数値計算例を通してー」:本間俊雄(鹿児島大学・教授・本学海洋建築大学院OB)
・「魚道を通じた独自の研究と社会貢献」:安田陽一(日大理工・教授・土木)
・「高精度衛星測位の進展と情報化施工への応用」:佐田達典(日大理工・教授・交通)
・「中学校建築を再活用したアートセンターの計画」:佐藤慎也(日大理工・助教・建築)
・「シェル・空間構造物における応答制御と減衰評価研究の歩み ―黎明期から最近までの研究紹介―」:新宮清志(日大理工・教授・海建)
・「超長期住宅先導的モデル事業に向けた環境工学的支援 ―伝統の知恵を現代に生かす パッシブ手法 ―」:吉野泰子(日大短大・教授・建設)
研究事務課
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