理工学部応用科学研究助成金
「理工学部応用科学研究助成金」は,理工学部の専門領域に立った応用研究への取り組みを支援するとともに,学内外の研究者との討論・連携を通して研究活動を広く公知し,理工学部の応用研究の向上を図り,ひいては科研費の特別推進研究や基盤研究などの学外資金獲得を目指すべく,平成25年度から開始されました(ここでいう応用科学研究とは,直接的な技術分野への応用や実用を目的とし,社会に有用な技術開発や応用研究に繋がる研究を指しています).
この補助金にはシンポジウム開催助成と研究助成の2種類があり,どちらも研究期間は1年間で,毎年,シンポジウム開催助成は200万円以内で1件以内,研究助成は300万円以内で3件以内としています.ただし,どちらも,連続で採択される限度を3年としています.
競争的資金の獲得に繋がる研究支援を行うという支援目的から,応募段階において,次のような条件を課しています.
1. | 競争的研究資金を獲得するため,研究終了後5年間は科研費及びそれに準ずる省庁,民間等の外部資金に申請を行うこと. |
2. | 研究助成金による成果は,研究終了後1年以内に『理工学研究所研究ジャーナル』あるいは学会誌に投稿するとともに,理工学研究所の講演会,学会等で報告すること.ただし,その場合は,理工学部の助成を受けている旨,必ず明記すること. |
「理工学部応用科学研究助成金」は,平成28年度より「理工学部研究助成金」に移行いたしました
過去の理工学部応用科学研究助成金
過去に交付された理工学部応用科学研究助成金は以下の通りです.
シンポジウム開催助成(200万円以内) |
年度 | シンポジウム名 | 研究代表者 | 金額(千円) |
平成26年度 | 水上空港ネットワークの導入による交通イノベーション | 轟 朝幸(交通システム工学科・教授) | 2,000 |
平成25年度 | 持続的社会構築のための無機機能性材料に関する日本大学理工学部国際シンポジウム2013 | 遠山岳史(物質応用化学科・准教授) | 2,000 |
研究開催助成(1件につき300万円以内) |
年度 | 研究課題名 | 研究代表者 | 金額(千円) |
平成27年度 |
階段状水路におけるnonaerted skimming flowの特性 | 橋正行(土木工学科・准教授) | 2,890 |
オーガニックランキンサイクル用作動流体の臨界点測定装置の開発 | 田中勝之(精密機械工学科・助教) | 3,000 |
銅ナノ構造体に特異な量子光学現象を利用した超微量酸化銅(T)の簡便なその場検出技術の開発 | 須川晃資(物質応用化学科・助教) | 3,000 |
合 計 | 8,890 |
平成26年度 |
高圧・希薄予混合自着火燃焼における衝撃波及び燃焼室内圧力振動発生メカニズムの研究 |
飯島 晃良(機械工学科・助教) | 2,700 |
イオン電磁加速法を用いた炭素系薄膜の新規生成法の開発 | 浅井朋彦(物理学科・准教授) | 3,000 |
ファージディスプレイ法を用いた光機能素子及び触媒としての金属ナノ粒子の精密設計 | 西村克史((短)生命・物質化学科・教授) | 2,660 |
合 計 | 8,360 |
平成25年度 | 高温出力型ヒートポンプ用作動流体の熱力学性質測定装置の開発 | 田中勝之(精密機械工学科・助教) | 2,920 |
円錐・円柱ハイブリッドシータインチコイルを用いた高温・高密度コンパクトロイド生成法の開発 | 高橋 努(物理学科・教授) | 2,970 |
合 計 | 5,890 |
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