理工学研究所先導研究推進助成金
平成26年度まで,理工学部では,研究力向上に対する取り組みとして,「プロジェクト研究助成金」,「基礎科学研究助成金」,「応用科学研究助成金」,「科学研究費(若手研究)獲得支援研究助成金」を設定し,競争的環境による支援を行ってきました.さらに,平成22年度から5年間のプロジェクトとして,理工学部の将来構想に基づく「シンボリック・プロジェクト形成支援事業」を立ち上げ,事業を推進してきました.
理工学部では,シンボリック・プロジェクト形成支援事業が平成26年度末で終了したことを受け,今後の取り組みとして,この支援事業を超える研究を支援すべきとし,平成27年度より,新たに「理工学研究所先導研究推進助成」を設定しました.この助成により社会的なインパクトのある特徴的な研究を支援することで,理工学部の研究力の向上はもとより,この助成金を基礎として外部資金を獲得し,時代を先導する研究拠点を形成することを目指します.
研究期間は2年間,2年間の総額が3千万円以内で,2件を募集します.
競争的資金の獲得に繋がる研究支援を行い,研究拠点を形成することを目指すという支援目的から,応募段階において,次のような条件を課しています.
1. | 実施する研究は,複数の学科で構成されたメンバーによるプロジェクトとすることが望ましい |
2. | 競争的研究資金を獲得するため,研究終了後5年間は科研費の特定領域研究,新学術領域研究,基盤研究A及びそれに準ずる省庁,民間等の外部資金に申請を行うこと. |
3. | プロジェクトの成果は,研究終了後1年以内に『理工学研究所研究ジャーナル』あるいは学術誌に投稿するとともに,理工学研究所の講演会,学会等で報告すること. |
4. | 学会および学会誌で発表する場合は,理工学部の助成を受けている旨,必ず明記すること. |
この他,詳細な規定は研究事務課のホームページにてご確認ください.
開始年度 |
研究課題名 |
研究代表者 |
令和3-4年度 |
日本大学衛星の開発を通じて行う航空宇宙研究者交流拠点の創生 |
奥山圭一(航空宇宙工学科・教授) |
令和元-令和2年度 |
生物に学んだ次世代型ロボットシステムの開発ーCSTロボットファクトリーの実現ー |
齊藤 健(精密機械工学科・准教授) |
平成30-令和元年度 |
IoTデバイスのための低品位な熱源を利用した超スマート発電機の研究開発 |
田中勝之(精密機械工学科・教授) |
平成29-30年度 |
i-CST船橋天文台の開発と突発天体観測 |
阿部新助(航空宇宙工学科・准教授) |
平成27-28年度 |
プラズマ応用による内燃機関の革新的効率化に関する研究 |
飯島晃良(機械工学科・助教) |
|