日本大学学術研究助成金
日本大学では学内における教職員の研究を支援することを目的に,「日本大学学術研究助成金」を毎年,交付しています.この助成金には「総合研究」,「社会実装研究」及び「個人研究」の2種類があり,前者は大学向け,後者は付属高校向けの助成金で,理工学部からは,毎年,「総合研究」に数件程度が助成を受けています.
「総合研究」は領域を異にする専任教員5名以上が同一課題について研究するものとなり,「社会実装研究」は本大学の専任教員1名以上が,研究成果(産業技術,社会システム,ノウハウ,アイディア等)を,企業・団体や地方自治体等と連携して,社会還元することを目指すもので,実用化の直前段階にある研究を対象とし,助成金額はいずれも1,000万円以内としています.
また,競争的資金の獲得に繋がる研究支援を広く行うという支援目的から,応募段階において,次のような条件を課しています
1. |
研究終了後,競争的研究資金へ申請すること. |
2. |
研究終了後,「実績報告書」,「成果報告書」,「成果物」を提出すること.その際,「成果物」(学会論文等)には,日本大学学術研究助成金の成果であることを必ず明記すること.また,研究組織全員の氏名を記載すること. |
3. |
前回採択された総合研究終了後,1年間は申請ができない. |
4. |
研究代表者は,他の総合研究の研究分担者にはなれない.また,研究分担者が他の総合研究の研究分担者として重複できるのは2件までとする. |
この他,詳細な規定は研究事務課のホームページにて確認できます.
日本大学学術研究助成金受領者
交付された日本大学学術研究助成金の採択課題のうち,理工学部教員が研究代表者であるものは以下の通りです.
年度 | 研究課題名 | 研究代表者 | 予算(千円) |
令和2年度 |
次世代型エッジ処理が可能なNUブレインチップの開発とロボットへの実装 |
齊藤 健(精密機械工学科・准教授) |
9,330 |
令和元年度 |
プラズマ生成および観測技術の応用による乳癌診断法および非侵襲性治療法の開発【継続】 |
浅井朋彦(物理学科・教授) |
4,000 |
平成30年度 |
プラズマ生成および観測技術の応用による乳癌診断法および非侵襲性治療法の開発 |
浅井朋彦(物理学科・教授) |
5,050 |
金属ナノ材料/半導体複合系に基づく太陽光エネルギーの安定供給技術の開発【継続】 |
高瀬浩一(物理学科・教授) |
3,600 |
平成29年度 |
金属ナノ材料/半導体複合系に基づく太陽光エネルギーの安定供給技術の開発
|
高瀬浩一(物理学科・教授) |
4,330 |
創薬リード化合物探索を目的とするミャンマー伝統医薬成分探索と治療効果の科学的解明【継続】
|
仁科淳良(物質応用化学科・教授) |
7,170 |
平成28年度 |
創薬リード化合物探索を目的とするミャンマー伝統医薬成分探索と治療効果の科学的解明
|
仁科淳良(物質応用化学科・教授) |
7,500 |
平成26年度 |
巨大地震・津波災害時のための医療支援浮体システムに関する研究【継続】 |
増田光一(海洋建築工学科・教授) |
3,500 |
酸化物人工超格子界面での革新的多機能発現と超低消費社会への還元【継続】 |
岩田展幸(電子工学科・准教授) |
5,120 |
平成25年度 |
沿岸漂着プラスチックから発生する化学物質汚染の実態調査と再資源化技術に関する研究【継続】 |
佐藤秀人(短期大学部・准教授) |
6,140 |
巨大地震・津波災害時のための医療支援浮体システムに関する研究 |
増田光一(海洋建築工学科・教授) |
8,000 |
酸化物人工超格子界面での革新的多機能発現と超低消費社会への還元 |
岩田展幸(電子工学科・准教授) |
8,000 |
平成24年度 |
沿岸漂着プラスチックから発生する化学物質汚染の実態調査と再資源化技術に関する研究 |
佐藤秀人(短期大学部・准教授) |
6,570 |
平成23年度 |
シェル・空間構造の振動減衰定数ならびに減衰特性の究明【継続】 |
新宮清志(海洋建築工学科・教授) |
4,500 |
地球環境問題対策のための超大型浮体技術の研究 ―NUフロート実現に向けて―【継続】 |
増田光一(海洋建築工学科・教授) |
4,920 |
コンピュータウイルス感染時の人の行動・心理に基づくセキュリティシステムの研究 |
吉開範章(数学科・教授) |
6,990 |
平成22年度 |
次世代超高密度磁気光複合記録システムと材料に関する研究【継続】 |
中川活二(電子情報工学科・教授) |
5,000 |
シェル・空間構造の振動減衰定数ならびに減衰特性の究明 |
新宮清志(海洋建築工学科・教授) |
6,000 |
地球環境問題対策のための超大型浮体技術の研究 ―NUフロート実現に向けて― |
増田光一(海洋建築工学科・教授) |
6,000 |
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